カナダとアメリカの関係を解説。アメリカの影響を受けていない産業とは?

けるる先生は以前カナダで仕事をしていたので、カナダのことが大好きです。今回は生徒の一言が発端で起こったやり取りです。

生徒「カナダってほとんどアメリカじゃん?」

けるる「はい?」

生徒「そもそもカナダってなんか地味。特徴って広いだけだし、有名なものってメープルシロップだけだし」

けるる「まぁ、カナダといえばメープルシロップですね」

生徒「カナディアンマン弱いしw」

けるる「キン肉マンの話はやめてあげてください、一応100万パワーあるんですよ、彼」

けるる「でも確かにカナダはアメリカとの関係が強いですね。フランス人が入植した後はイギリスの自治領になったんですが、そのころからアメリカの影響を強く受けるようになってきていました」

けるる「事実、アメリカはカナダの工業や鉱業(石油やウラン)に莫大な投資をしました」

けるる「そのためか、カナダの工業はアメリカ国境線付近に集中していますし、人口も4分の3は国境沿いの地域に集中しています」

生徒「もう、アメリカでいいじゃん(ぼそっ)」

けるる「カナダにはその他に観光資源があります。メープルシロップが取れるサトウカエデはカナダの国花ですし、お土産として大人気です。プリンスエドワード島は『赤毛のアン』の舞台としても有名ですよ」

生徒「観光客が多いんですね」

けるる「でもまぁ、観光客の8,9割はアメリカ人ですけど…」

生徒「(やっぱアメリカじゃん)」

けるる「そうですね、アメリカとの違いは『やさしさ』かな?」

生徒「やさしさ?」

けるる「ロッキー山脈あたりには熊がいるんですが、『人間に害をなすから殺す』という発想がないんですよ。『もともと熊の国だったところに人間が入っていった』という考え方をしています」

生徒「へー、アメリカ人は喜んで駆除しそうなのに」

けるる「ちょっと偏見入っていますが、アメリカでは『自己防衛』の権利がありますからね」

生徒「知ってる、個人で銃が持てるんでしょ?」

けるる「アメリカはそうですね、州によって違いますけど。カナダはと言うと、銃の所有が制限されています」

生徒「アメリカの影響受けまくってるのに?」

けるる「はい、『アメリカとの交流がないのは銃だけ』などと言われています」

けるる「そう考えてみると、やっぱりカナダはアメリカの影響を強く受けて、自国のアピールがあまりできていませんね。でもね、実際に行ってみるといろいろなことが発見できます。有名でない場所に旅行に行って、新しい発見をするのも旅行の醍醐味ですよ」

生徒「そうだね」

けるる「だからカナダのこと、あまり悪く言わないでね。僕、カナダ大好きだから」

生徒「はぁい」

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