~当塾の駐車場にはツバメが毎年飛来します~
はるる「たぬぬ先生『うんにょガード』どうします?」
※うんにょガード:ツバメのフンを受け止める専用台
たぬぬ「今年は作るよ。去年のはもう捨てたし」
はるる「え…じゃあ、これはなんですか?」
たぬぬ「…去年のうんにょガードだね。うんにょついてる?」
はるる「うんにょ跡なら…」
たぬぬ「…よし、それ使おう!どうせ汚れるんだ!」
はるる「でも、これいりますか?去年はヒナが落ちてたし」
たぬぬ「うーん、玄関が汚れなくていいんだけど、またヒナがうんにょまみれになるのはかわいそう」
はるる「そんなにヒナって巣から落ちるもんなんですか?」
たぬぬ「巣立ちの時期前っていうか、飛ぶ練習をするときにはよく落ちるかな」
はるる「そういえば、去年ヒナが落ちてた時、生徒には『ほっとけ』と言ってましたね」
たぬぬ「いくつか理由はあるけど、人間が近くにいたら親鳥が警戒して近づけないんだよ」
はるる「近くに親鳥がいるんですね」
たぬぬ「巣立ちの練習だからね。保護してしまうと親鳥とヒナを引き離すことになる」
はるる「それはかわいそうですね。でも、猫やカラスに襲われそうですね」
たぬぬ「それは仕方ないことですよ。でも、それでも心配というなら近くの茂みにでも隠してあげたらいいんです」
はるる「そんなもんなんですね」
たぬぬ「そんなもんです。本当はあんまり触りたくはないんですけどね」
はるる「ばい菌とかですか」
たぬぬ「うん、お互いに。うちらは手を洗えばいいけど、ツバメはそうもいかないからね」
はるる「人間のにおいも影響あるんでしょうか?」
たぬぬ「無いとは言えないんじゃない。野生の動物は警戒心が強いからねぇ。だから、『あまり触りたくない』んだ」
はるる「そんなもんなんですね」
たぬぬ「そんなもんです。ヒナが『元気に鳴いていたらほっとくのが一番』ですよ。ケガをしているようで、ほっとけないなら『市役所に連絡』すれば指示くれます」
はるる「市役所?」
たぬぬ「行政判断してもらうんです。勝手に保護しちゃうと『鳥獣保護法違反』になります」
はるる「保護でも勝手にしちゃいけないんですね」
たぬぬ「はい、世知辛いとは思いますが、抜け道を作ると悪用する人もいるので仕方ないですね」
はるる「わかりました。じゃあ、これ(うんにょガード)の取り付けお願いします」
たぬぬ「手伝ってくれないんですか?」
はるる「嬉々として取り付けている先生の写真を塾のブログ(ガチの方)に載せますんで、私は撮影係です」
たぬぬ「わかりました。きれいに撮ってくださいよ」
・迷子になっている鳥のヒナは緊急時でなかったら『そのままにしておく』
リンク:日本野鳥の会https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/hina-can/