塾内でやっているお遊びクイズ
『私は今、どこにいるでしょう(3点)』
これは、私が旅行に出かけた時に塾生のグループLINEに投稿する問題です。
出題例としてはこんな感じです。
グループLINE
以下、個別LINE
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結構楽しいんですよ。
銀閣の屋根にサワラ?
『銀閣にはサワラが住んでいる』という噂を聞いたことはないでしょうか?
本当なのか?サワラと言ってまず思い浮かぶのが『鰆』
京都だと『鰆の西京焼き』も有名ですね。
銀閣の屋根にも『サワラ』があるということなんですが…
『鳳凰』ですよね、どう見ても…サワラを咥えている様子も無いし、土台にもいない…
銀閣のサワラは「鰆」ではない?
種明かしをすると、銀閣の『サワラ』は『鰆』ではなく、植物の『サワラ』なんです。
ヒノキの仲間なんですが、木材としては柔らかい性質があるため、柱などには利用されません。
ただ、湿気に強いという性質を持つので『屋根』などに使われることがあります。
サワラの木の活用方法
湿気に強いという性質から、屋根に使われることがあるということがわかりました。
では、どのように使用されているのか?
このように、小さい板にして屋根に敷き詰めています。
この作りを『柿葺(こけらぶき)』と言います。
板の厚さは2~3mmのものを指しますね。
話を戻すと、この小さな板、一つ一つが『サワラの木』で作られた板なんです。
つまり、銀閣にある『サワラ』とは、『サワラの木で作った屋根』ということになります。
まとめ
この『柿葺(こけらぶき)』。古くは古墳時代から使われており、平安時代初期には定着したものと思われます。
板の間に隙間ができるため、通気性も確保できるため耐用年数は40年とも言われています。
昔から残ってきたこの技術。後世にも、ぜひ残ってほしいものですが、徐々に職人さんが減り現在ではほとんどいないようです。
人物イラスト提供:アイキャッチャー様