091:きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む
歌番号：091
作 者：後京極摂政前太政大臣
原 文：きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む
読み方：きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねむ
決まり字：２字
＜品詞分類＞きりぎりす（名） 鳴く（動・カ四・連体）や（間助）霜夜（名）の（格助） さむしろ（名）に（格助） 衣（名）かたしき（動・カ四・連用） ひとり（名）か（係助）も（係助）寝（動・ナ下二・未然）む（助動・推量・連体）
＜現代語訳＞
準備中
＜語句語法＞
準備中
＜表現技法＞
準備中
作 者：後京極摂政前太政大臣
原 文：きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む
読み方：きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねむ
決まり字：２字
＜品詞分類＞きりぎりす（名） 鳴く（動・カ四・連体）や（間助）霜夜（名）の（格助） さむしろ（名）に（格助） 衣（名）かたしき（動・カ四・連用） ひとり（名）か（係助）も（係助）寝（動・ナ下二・未然）む（助動・推量・連体）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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092:わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし
歌番号：092
作 者：二条院讃岐
原 文：わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし
読み方：わがそでは しほひにみえぬ おきのいしの ひとこそしらね かわくまもなし
決まり字：３字
＜品詞分類＞わ（代）が（格助）袖（名）は（係助） 潮干（名）に（格助）見え（動・ヤ下二・未然）ぬ（助動・打消・連体） 沖（名）の（格助）石（名）の（格助） 人（名）こそ（係助）知ら（動・ラ四・未然）ね（助動・打消・已然） かわく（動・カ四・連体）間（名）も（係助）なし（形・ク・終止）
＜現代語訳＞
準備中
＜語句語法＞
準備中
＜表現技法＞
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作 者：二条院讃岐
原 文：わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし
読み方：わがそでは しほひにみえぬ おきのいしの ひとこそしらね かわくまもなし
決まり字：３字
＜品詞分類＞わ（代）が（格助）袖（名）は（係助） 潮干（名）に（格助）見え（動・ヤ下二・未然）ぬ（助動・打消・連体） 沖（名）の（格助）石（名）の（格助） 人（名）こそ（係助）知ら（動・ラ四・未然）ね（助動・打消・已然） かわく（動・カ四・連体）間（名）も（係助）なし（形・ク・終止）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
準備中
＜表現技法＞
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093:世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも
歌番号：093
作 者：鎌倉右大臣
原 文：世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも
読み方：よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ あまのをぶねの つなでかなしも
決まり字：５字
＜品詞分類＞世の中（名）は（係助） 常に（形動・ナリ・連用）もがも（終助）な（終助） 渚（名）こぐ（動・ガ四・連体） あま（名）の（格助）小舟（名）の（格助） 綱手（名）かなし（形・シク・終止）も（終助）
＜現代語訳＞
準備中
＜語句語法＞
準備中
＜表現技法＞
準備中
作 者：鎌倉右大臣
原 文：世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも
読み方：よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ あまのをぶねの つなでかなしも
決まり字：５字
＜品詞分類＞世の中（名）は（係助） 常に（形動・ナリ・連用）もがも（終助）な（終助） 渚（名）こぐ（動・ガ四・連体） あま（名）の（格助）小舟（名）の（格助） 綱手（名）かなし（形・シク・終止）も（終助）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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094:み吉野の 山の秋風 さ夜更けて ふるさと寒く 衣うつなり
歌番号：094
作 者：参議雅経
原 文：み吉野の 山の秋風 さ夜更けて ふるさと寒く 衣うつなり
読み方：みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり
決まり字：２字
＜品詞分類＞み吉野（固名）の（格助） 山（名）の（格助）秋風（名） さ（接頭）夜（名）更け（動・カ下二・連用）て（接助） ふるさと（名）寒く（形・ク・連用） 衣（名）うつ（動・タ四・終止）なり（助動・伝聞・推定・終止）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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作 者：参議雅経
原 文：み吉野の 山の秋風 さ夜更けて ふるさと寒く 衣うつなり
読み方：みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり
決まり字：２字
＜品詞分類＞み吉野（固名）の（格助） 山（名）の（格助）秋風（名） さ（接頭）夜（名）更け（動・カ下二・連用）て（接助） ふるさと（名）寒く（形・ク・連用） 衣（名）うつ（動・タ四・終止）なり（助動・伝聞・推定・終止）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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095:おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染の袖
歌番号：095
作 者：前大僧正慈円
原 文：おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染の袖
読み方：おほけなく うきよのたみに おほふかな わがたつそまに すみぞめのそで
決まり字：３字
＜品詞分類＞おほけなく（形・ク・連用） うき世（名）の（格助）民（名）に（格助） おほふ（動・ハ四・連体）かな（終助） わ（代）が（格助）立つ（動・タ四・連体）杣（名）に（格助） 墨染（名）の（格助）袖（名）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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作 者：前大僧正慈円
原 文：おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染の袖
読み方：おほけなく うきよのたみに おほふかな わがたつそまに すみぞめのそで
決まり字：３字
＜品詞分類＞おほけなく（形・ク・連用） うき世（名）の（格助）民（名）に（格助） おほふ（動・ハ四・連体）かな（終助） わ（代）が（格助）立つ（動・タ四・連体）杣（名）に（格助） 墨染（名）の（格助）袖（名）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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096:花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
歌番号：096
作 者：入道前太政大臣
原 文：花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
読み方：はなさそふ あらしのにはの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり
決まり字：３字
＜品詞分類＞花（名）さそふ（動・ハ四・連体） 嵐（名）の（格助）庭（名）の（格助） 雪（名）なら（助動・断定・未然）で（接助） ふりゆく（動・カ四・連体）もの（名）は（係助） わ（代）が（格助）身（名）なり（助動・断定・連用）けり（助動・詠嘆・終止）
＜現代語訳＞
準備中
＜語句語法＞
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＜表現技法＞
準備中
作 者：入道前太政大臣
原 文：花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
読み方：はなさそふ あらしのにはの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり
決まり字：３字
＜品詞分類＞花（名）さそふ（動・ハ四・連体） 嵐（名）の（格助）庭（名）の（格助） 雪（名）なら（助動・断定・未然）で（接助） ふりゆく（動・カ四・連体）もの（名）は（係助） わ（代）が（格助）身（名）なり（助動・断定・連用）けり（助動・詠嘆・終止）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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097:来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
歌番号：097
作 者：権中納言定家
原 文：来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
読み方：こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ
決まり字：２字
＜品詞分類＞来（動・カ変・未然）ぬ（助動・打消・連体）人（名）を（格助） まつほの浦（固名）の（格助） 夕なぎ（名）に（格助） 焼く（動・カ四・連体）や（間助）藻塩（名）の（格助） 身（名）も（係助）こがれ（動・ラ下二・連用）つつ（接助）
＜現代語訳＞
準備中
＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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作 者：権中納言定家
原 文：来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
読み方：こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ
決まり字：２字
＜品詞分類＞来（動・カ変・未然）ぬ（助動・打消・連体）人（名）を（格助） まつほの浦（固名）の（格助） 夕なぎ（名）に（格助） 焼く（動・カ四・連体）や（間助）藻塩（名）の（格助） 身（名）も（係助）こがれ（動・ラ下二・連用）つつ（接助）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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098:風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
歌番号：098
作 者：従二位家隆
原 文：風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
読み方：かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれは みそぎぞなつの しるしなりける
決まり字：３字
＜品詞分類＞風（名）そよぐ（動・ガ四・連体） ならの小川（固名）の（格助） 夕暮れ（名）は（係助） みそぎ（名）ぞ（係助）夏（名）の（格助） しるし（名）なり（助動・断定・連用）ける（助動・詠嘆・連体）
＜現代語訳＞
準備中
＜語句語法＞
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＜表現技法＞
準備中
作 者：従二位家隆
原 文：風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
読み方：かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれは みそぎぞなつの しるしなりける
決まり字：３字
＜品詞分類＞風（名）そよぐ（動・ガ四・連体） ならの小川（固名）の（格助） 夕暮れ（名）は（係助） みそぎ（名）ぞ（係助）夏（名）の（格助） しるし（名）なり（助動・断定・連用）ける（助動・詠嘆・連体）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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099:人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は
歌番号：099
作 者：後鳥羽院
原 文：人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は
読み方：ひともをし ひともうらめし あぢきなく よをおもふゆゑに ものおもふみは
決まり字：３字
＜品詞分類＞人（名）も（係助）惜し（形・シク・終止） 人（名）も（係助）恨めし（形・シク・終止） あぢきなく（形・ク・連用） 世（名）を（格助）思ふ（動・ハ四・連体）ゆゑ（名）に（格助） 物思ふ（動・ハ四・連体）身（名）は（係助）
＜現代語訳＞
準備中
＜語句語法＞
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＜表現技法＞
準備中
作 者：後鳥羽院
原 文：人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は
読み方：ひともをし ひともうらめし あぢきなく よをおもふゆゑに ものおもふみは
決まり字：３字
＜品詞分類＞人（名）も（係助）惜し（形・シク・終止） 人（名）も（係助）恨めし（形・シク・終止） あぢきなく（形・ク・連用） 世（名）を（格助）思ふ（動・ハ四・連体）ゆゑ（名）に（格助） 物思ふ（動・ハ四・連体）身（名）は（係助）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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100:ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
歌番号：100
作 者：順徳院
原 文：ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
読み方：ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なほあまりある むかしなりけり
決まり字：２字
＜品詞分類＞ももしき（名）や（間助） 古き（形・ク・連体）軒端（名）の（格助） しのぶ（名）に（格助）も（係助） なほ（副）あまり（名）ある（動・ラ変・連体） 昔（名）なり（助動・断定・連用）けり（助動・詠嘆・終止）
＜現代語訳＞
準備中
＜語句語法＞
準備中
＜表現技法＞
準備中
作 者：順徳院
原 文：ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
読み方：ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なほあまりある むかしなりけり
決まり字：２字
＜品詞分類＞ももしき（名）や（間助） 古き（形・ク・連体）軒端（名）の（格助） しのぶ（名）に（格助）も（係助） なほ（副）あまり（名）ある（動・ラ変・連体） 昔（名）なり（助動・断定・連用）けり（助動・詠嘆・終止）
＜現代語訳＞
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＜語句語法＞
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＜表現技法＞
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