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『高床式住居』その名の通り、『床』を『高い位置』に設計する住居のことです。
熱帯地方でよく見られますが、真逆の気候である『寒帯』でも見られます。
また、熱帯寒帯で高床式にする理由も違います。
どのような違いがあるか?今回は寒帯にスポットを当てて比較してみましょう。
授業より:寒帯の高床式住居
中学地理の授業で『世界の生活』をやりました。
その中で、住居について熱帯と寒帯の高床式住居が話題になったときの一コマです。
寒帯では、永久凍土の上に住居を建てます。
寒帯の気候の特徴である『年間を通じて厳しい寒さ』具体的には月間平均気温が氷点下であるということから、基本的に永久凍土は溶けません。
しかし、住居を建てて人間が生活するときには『暖房』を使います。
暖房を使うと室内の暖かさが地面に伝わってしまい、永久凍土が溶けて建物がゆがんだりしてしまいます。
だから『高床式』にして、室内の暖かさが永久凍土に影響しないように、また仮に影響したとしても住居が壊れないように地中に支柱を立てるのです。
熱帯の高床式住居
熱帯は一年を通して暑い上に、熱帯雨林気候では湿度も高いです。
風通しをよくする工夫の一つとして高床式にして、床下の湿気を防ぐわけです。
また、万が一の水場の氾濫に備えていたり、虫や蛇の侵入の確率を少しでも減らす意味合いがあります。
このように熱帯の高床式の理由は、寒帯の高床式の理由とは全く違いますが、『快適な生活環境』のためという点では共通していますね。
寒帯の高床式の他の例
住居にスポットを当てていましたが、寒帯では他の建築などにも高床式を採用しているものがあります。
ビルやマンションなどの高層建築の場合は20mくらい地下に杭を打ち込んだりしています。
他国の文化や生活を学ぶときには、自国の文化や生活との比較を無意識的にでもしています。
他国の文化や常識を聞いて「ありえない(笑)」で終わることありますね。
なぜ「ありえない」と感じたか?
それは自国の文化や常識で判断したからです。
知識として覚えるだけでもテストの点はとれますが、そこから一歩踏み込んで『なぜ、そうなるのか?』を考えましょう。
つまり、『自国との比較』を意識的に行うことで、学習の濃度が上がります。
ちょっとした意識改革というものを心がけてもらえれば幸いです。
コメント
熱帯の高床式住居の特徴も教えてください!
熱帯の高床式住居は主に、『風通しを良くする』『水害のためのかさ上げ』などが理由です。熱帯林の中にある簡易的な住居では、地面から離れることで虫や蛇を少し避けることができます。
亜寒帯や寒帯の住居の材料を教えて下さい。
昔から亜寒帯などでは針葉樹林の木材を利用していました。タイガなど針葉樹林の大きな森があったりしますからね。ログハウスなども高床住居の一種です。
現在は普通に鉄筋コンクリートなども使われています。
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