松の木に巻くワラの意味は?その名前は?

質問投書箱(松の木に巻いてあるわらの束はなに?)

ふみみ「確かに巻いてあるわね」

たぬぬ「それは『こも』といいます。結論から言うと『害虫対策』です」

ふみみ「害虫?」

たぬぬ「松の木には『マツケムシ』という虫がいて、葉っぱを食べちゃうんです」

ふみみ「毛虫はいやですね」

たぬぬ「画像は貼りたくもないので、興味があったら検索してください」

ふみみ「(…検索中)よくいる毛虫ですね(うぇぇっ)」

たぬぬ「毒を持っているので気を付けてください」

たぬぬ「でこの『マツケムシ』は寒くなると落ち葉の下や土の中で越冬するんです」

ふみみ「へぇ」

たぬぬ「だから寒くなる前にワラを巻いておいてやると、マツケムシは土までいかずワラの中で冬を越します」

ふみみ「越冬用のワラってことですね」

たぬぬ「はい、ワラの中でじっと春を待っているんです」

ふみみ「冬眠みたいなものですね」

たぬぬ「ほとんど動かないのは一緒ですね。昆虫も『変温動物』なので寒いときは活動が制限されます」

ふみみ「暖かくなる前だったら動かないと。だからその前に『燃やしちゃう』んですね」

たぬぬ「薬つかうより簡単ですからね」

ふみみ「昔から伝わる環境にやさしい害虫対策ですね」

たぬぬ「まぁ、昔は農薬とかありませんでしたからね。生活の知恵ってとこでしょう」

ふみみ「ワラの灰は肥料にもなりますから、無駄がありません」

たぬぬ「そうですね、では今回はこのあたりで」

ふみみ「ありがとうございました」

★今日のまとめ
・松の木に巻いてあるワラはかなりエコな『害虫対策』
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コメント

  1. ひふみん より:

    さわりたくないものトップ10にランクインしました。近所にもこれを巻いてる木があるので気を付けます。

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