睡眠中、体がビクッてする現象の名前は「ジャーキング」

とある授業で…

生徒
ガタン!

たぬぬ
なんだ?

生徒
な、なんでもないです。

たぬぬ
寝てたな。

生徒
ごめんなさい。

居眠りをしてた生徒が『ビクッ』となっていました。

どうやら、疲れて一瞬眠りに落ちた時、高い所から落ちる感覚になったとのこと。

私も経験がありますが、階段を踏み外した時のような感覚。

その正体はなんなのでしょう?

「ジャーキング現象」とは

眠っているときに体がビクッと痙攣(けいれん)する現象のことを『ジャーキング』と呼びます。

完全に眠り込んでいるときにもおきますね。昔、飼っていた猫もたまになっていた(とてもかわいい)ので、動物でも見られる現象です。

では『ジャーキング』の原因には何があるのでしょうか?

ジャーキングの原因その1:夢によるもの

ジャーキングには、いくつか原因があるようですが、実は仮説の域を超えていません。

生徒
高い所から落ちる夢を見た時になったよ。

たぬぬ
それも原因の一つと考えられますね。

生徒
車にひかれる夢を見た時にもなったよ。

たぬぬ
夢でよかったですね。

一つ目の原因は『夢の内容』によるものと考えられます。夢を現実だと錯覚してしまい、筋肉の痙攣が引き起こされるのでしょう。

ジャーキングの原因その2:筋肉の緊張

二つ目は筋肉の『緊張』です。人間は同じ体勢をとり続けると、筋肉が緊張してしまいます。

授業中は椅子に座っているだけのこともあり、ちょっとノビをしたくなりますよね。

起きているときは意識して緊張をほぐすことができます。

しかし、寝ているときは無意識にする寝返りくらいなものです。

寝返りが打てないような状況とは、学校や電車などで椅子に座って寝ているときです。

この時、緊張をほぐすため、また、緊張に耐えられなくなった筋肉が痙攣すると考えられているのです。

疲労やストレスも一因だと考えられていますね。

ジャーキングの原因その3:筋肉の弛緩

生徒
さっき『緊張』が原因って言ったじゃん!

たぬぬ
『弛緩』も原因の一つと考えられているのですよ。

生徒
だって、まったく逆でしょ?

たぬぬ
逆だからと言って結果も逆になるとは限らないんですよ…

さて、3つ目の原因は筋肉の『弛緩』

つまり、筋肉が緩むことです。これも一つの説に過ぎないのですが、筋肉が『弛緩』するということは、『力が抜ける』となり、『ふわっと』した感覚になる。

これを脳が『高いところから落ちている』と錯覚してしまうのが原因と言われています。

実は筋肉の痙攣にも名前がある

『ジャーキング』は、筋肉が痙攣して起こることがわかりました。

この『筋肉の痙攣』にも名前があったのです。

その名は『ミオクローヌス』。自分の意志とは無関係な筋肉の運動を指す言葉です。

皆さんは、『しゃっくり』をしたことがありますね?

この『しゃっくり』も横隔膜とその周辺の筋肉のミオクローヌスが原因なんです。

まとめ

何気ない現象にも、面白い名前がついていることがあります。

特に日常生活では役に立たないかもしれませんが、調べてみるのも楽しいかと思います。

興味を持って頭を働かせるトレーニングにもなりますね。

人物イラスト提供:アイキャッチャー様

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コメント

  1. もんち より:

    病気ではないのですよね?

    • jhs-teachers より:

      症状がひどい場合、「周期性四肢運動障害」という病気の可能性が疑われるそうです。
      あまりにひどい場合は、病院に相談するのがいいのではないでしょうか?

  2. ひいらぎ より:

    他にも面白い現象の名前を教えてください。

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