質問投書箱(そうめんとひやむぎって何かちがうの?)
ふみみ「『ひやむぎ』の方がちょっと太いかしらねぇ」
たぬぬ「僕はどっちでもいいけど、『そうめん』の方をよく食べるかな」
ふみみ「違いは何でしょう?」
たぬぬ「そのものズバリ『太さ』ですね。消費者庁の『乾めん類品質表示基準』に記載されています。
PDF注意:『乾めん類品質表示基準』(消費者庁)
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/kijun_25_110930.pdf
機械製法の場合
長径を1.7㎜以上に成形したものにあっては「干しうどん」又は「うどん」と、長径を1.3㎜以上1.7㎜未満に成形したものにあっては「干しひやむぎ」、「ひやむぎ」又は「細うどん」と、長径を1.3㎜未満に成形したものにあっては「干しそうめん」又は「そうめん」と、幅を4.5㎜以上とし、かつ、厚さを2.0㎜未満の帯状に成形したものにあっては「干しひらめん」、「ひらめん」、「きしめん」又は「ひもかわ」と、かんすいを使用したものにあっては「干し中華めん」又は「中華めん」と記載することができる。
引用元:上記『乾めん類品質表示基準』(消費者庁)
手延製法の場合
長径が1.7㎜以上に成形したものにあっては「手延べうどん」と、長径が1.7㎜未満に成形したものにあっては「手延べひやむぎ」又は「手延べそうめん」と、幅を4.5㎜以上とし、かつ、厚さを2.0㎜未満の帯状に成形したものにあっては「手延べひらめん」、「手延べきしめん」又は「手延べひもかわ」と、かんすいを使用したものにあっては「手延べ干し中華めん」又は「手延べ中華めん」と記載するこ
とができる。
引用元:上記『乾めん類品質表示基準』(消費者庁)
ふみみ「『長経』というのは?」
たぬぬ「『直径』と考えてもらってかまいません。一番長い経のことです」
ふみみ「機械で作った場合と、手延べの場合で違うんですね」
たぬぬ「まとめるとこんな感じです」
長径1.7mm以上:うどん
長径1.3~1.7mm:ひやむぎ
長径1.3㎜未満:そうめん
長径1.7mm以上:うどん
長径1.3~1.7mm:ひやむぎ又はそうめん
ふみみ「機械の場合の方が厳密に決まってますね」
たぬぬ「手延べは人の手でやっているので厳密にはできないんでしょう」
ふみみ「0.1mmの違いで表示違反になったら困りますもんね」
たぬぬ「だから、どっちでもいいことにしているんでしょう」
ふみみ「その土地で長年使われてきた商品名とかもありますからね」
たぬぬ「後はそうめんには『植物油』が使われていることが多いです」
ふみみ「その理由は?」
たぬぬ「細いので『加工しやすくする』ためと調理するときに『切れにくくする』ためですね」
ふみみ「なるほど、『原材料の表示』に注目して買うのも面白いですね」
たぬぬ「僕にはそんな繊細な味はわかりませんけどね。ツユがからみやすいそうめんの方が好きなだけです」
ふみみ「塩分の取りすぎには気をつけてくださいね」
たぬぬ「…はぁい。では、今回はここまで」
ふみみ「ありがとうございました」
・『そうめん』と『ひやむぎ』の違いは太さ
・手延べの場合、明確な基準は無い
コメント
太さだけ違うんですね。長年の謎がとけました。今度、子供たちに自慢したいと思います‼
いつもコメントありがとうございます。
どっちでもいいんですよ、おいしければ。でも、ちょっとした違いを知ってると少し得した気分になりますよね。
どうせ同じなら、つけ汁を味わいたいときにはそうめん、麺を味わいたいときにはひやむぎって選択がいいかと思います。