いつの間にか増えてしまう財布の小銭。
ちょこちょこと貯金箱に入れておけばある程度の金額にはなるでしょうが、いざ両替するのにも手数料がかかる場合があります。
出来れば小銭(特に1円玉)は少なくしておきたいのですが、レジで暗算をしている間もありません。
塾講師、それも数学を専門としている私ですが、暗算は苦手なんです。
そんな私でも、お釣りで50円玉5円玉でお釣りをもらえる簡単な方法があります。
公式や暗算は一切使いません。キーワードは『置き換え』です。
支払いとお釣りの例
例えば766円の支払いをするときに1000円札を出したとしましょう。
この場合、お釣りは234円ですね。硬貨の枚数は9枚となります。
次に1016円を出すとお釣りは250円になり、硬貨は3枚となります。
1021円を出すとお釣りは255円で硬貨は4枚。
1321円出すとお釣りは555円で硬貨は3枚。
もちろん、手持ちの硬貨によっては、こんなに都合よく出せないこともあるでしょうが、仮に出せたとしたら硬貨を少なくすることができますね。
暗算を使わない支払い方法
では、このような金額を暗算で出せるか?
もちろん、時間があれば難しいことではないでしょう。
しかし、計算することなしに考えることができるのです。それが『置き換え』。
500円玉を1000円札、50円玉を100円玉、5円玉を1円玉に置き換えるだけです。
前出の例で考えてみます。
766円の支払いをするときに一番効率の言い出し方は『500円玉1枚、100円玉2枚、50円玉1枚、10円玉1枚、5円玉1枚、1円玉1枚です。
まぁ、いつも都合よく小銭があるかと言えば、そうでもないですよね。
そんな時は『置き換え』です。
全部置き換えても一部でも構いません。置き換えた前の硬貨がお釣りとして手に入ります。
・5円玉を10円玉に置き換えたら……
→771円となり、お釣りは『5円』
・50円玉を100円玉に置き換えたら……
→816円となり、お釣りは『50円』
・5円玉を10円玉、50円玉を100円玉に置き換えたら……
→821円となり、お釣りは『55円』
ぴったり出す組み合わせを考えて、財布になかったら代わりになるものがあるか探します。
『置き換え』なので、計算をする必要はありません。
置き換えできる硬貨が無いこともありますね。そんな時はあきらめましょう。
さいごに
766円の支払いに1321円を出すと、たまにレジで戸惑われることがあります。
馴染みのお店では「計算が早いね」なんて言われたりしますが、計算をしているわけではありません。
全ては『置き換え』で対応しています。
慣れれば自然と支払うことができますので、ぜひ実践してみてください。
人物イラスト提供:アイキャッチャー様
コメント
私もこれ無意識にやってました。
ちゃんと理由を考えたこともなかったけど、自分のやっていたことを証明してもらえた感じがしてうれしかったです。
たまに失敗することがありますが、その時は恥ずかしいですね。