中学2年生の地学で習う「天気」。
今回は生徒が覚えにくいという「低気圧・高気圧の風の向き」について、テストで点数を取るための覚え方を紹介します。
低気圧・高気圧の風の向き
まず、円を描いてみましょう。これを地球とします。
日本は北半球に位置していますので、北半球側の『弧』を右側にくっつけてオタマジャクシのような絵を描きます。
ここまでの図は、上のようになりますね。
これでほぼ完了です。
右についた『弧』が風が吹き込んだり吹き出したりする向きとなります。
例えば低気圧なら中心に向かって風が吹き込みますので、矢印を追加すると……
このように反時計回りに吹き込むことがわかります。
このイメージから、教科書に書いてあるようなこの図を思い出してください。
また高気圧なら中心から風が吹き出しますので、矢印を追加すると……
このように時計回りに吹き出すことがわかります。
同じく、教科書などの次の図を思い出すことができます。
ちなみにこの方法、南半球の低気圧高気圧の風向きもわかります。
南半球の『弧』を同じように右側にくっつけてみてください。
まとめ
低気圧高気圧・時計回り反時計回りと覚えるときに間違えてしまう可能性があります。
こんな時は、「片方だけしっかり覚える」という手もありますが、今回は別の手段を取りました。
法則性を持たせて覚えることができるので、丸暗記より覚えやすいのではないでしょうか?
そのうち、この方法を使わなくても覚えてしまえると思います。
天気予報、特に台風が低気圧であることから関連付けて覚える人が多いですね。
まずは正しい知識をどんな方法でもいいから頭に叩き込むことが大切です。
人物イラスト提供:アイキャッチャー様