南極に住んでいる人はどんな人?食事はどうしてるの?

けるる先生
さて、この地図を見てください。この地図に『描かれていない大陸』があります。何大陸かな?

生徒
基本だよ。『南極大陸』

けるる先生
正解。もしや入試でもよく出てくるからしっかり覚えといてね

生徒
ところで、南極って人は住んでるの?

けるる先生
人はいますが、現地人ではないですね。というか、現地人はいません。

生徒
そういえば、南極ってどこの国なの?

けるる先生
じゃあ、そのあたりの説明をしましょうか。

南極はどこの国のもの

これは毎年聞かれる質問です。答えとしては『どこの国のものではない』です。

1820年代に発見され、近隣諸国が領土権を主張し始めました。

1959年に『南極条約』が採択されて、各国は領土権の主張をやめることが決定しました。

『南極条約』は南極大陸の平和的利用、科学調査を国際協力で促進することが含まれています。

つまり、南極は『どこの国のもの』ではないということです。

南極にいる人はどんな人

『南極地域観測隊』として各国から集まっている人たちです。

主に科学者や医者となります。

国際的な条約で様々な制限があることから、日本では政府からの派遣、つまり『公務員』扱いとなるようです。

各国は南極に研究の拠点となる『基地』を作ります。日本も『昭和基地』をはじめ、いくつかの基地を持っています。

長い期間、南極に滞在することから『料理人』を雇う国もありますが、基本は隊員の持ち回りとなります。

映画『南極料理人』のモデルとなった方も、元は海上保安官出身です。

南極での食材はどうなるの?

南極でも肉は調達できます。

ペンギンやアザラシ、オキアミなども多くますが、実はこれらの動物は捕獲してはいけません。

南極の自然環境を守るために前出の『南極条約』で明確に決められています。そもそも触ってもいけないし近づいてもいけません。

例えば、ペンギンだと、『5m以上離れる』必要があります。

また、南極は寒帯の中でも『氷雪気候』となり、一切の植物が育ちません。

仮に育っていたとしても『南極条約』により、採取は出来ません。

生徒
じゃあ、食料は全部持って行かないといけないの?

けるる先生
その通り。昔は、野菜など結構苦労したみたいですよ。

生徒
今は?

けるる先生
保存技術の発達や、『基地内』での栽培が一部可能になっています。今では日本にいるときと同じ食事ができるそうですよ。

特に『越冬隊』と呼ばれる、南極の厳しい冬を乗り越える人は体力が必要です。

むしろ、日本にいるとき以上に栄養を取らないといけないので、日本にいるときの2倍も食べる人がいるそうです。

なお、基地内の栽培に関しては、南極大陸への『土』の持ち込みが禁止されているので、『種』から育てないといけません。

生徒
なんか、食べてみたい。

けるる先生
そのためには『隊員』にならないといけませんね。

生徒
最近は『南極観光』もしてるみたいだけど?

けるる先生
『南極観光』でも、観光客が『南極大陸』で食事することは禁止されています。

生徒
じゃあ、どうするの?

けるる先生
『観光船』の中での食事となります。どうしても南極の基地の食事が食べたかったら、そういう料理を出す店がありますよ。

南極大陸に料理人として渡った人が、帰国後、『南極料理』をウリに店を開くことがあります。

検索したらいくつか出てくるので興味があったら行ってみるのもいいでしょうね。

人物イラスト提供:アイキャッチャー様

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