~中学1年生の授業にて~
生徒「I am like baseball.」
かなな「おっと、それはいけませんね。amとlikeは一緒に使ってはいけません」
生徒「だって、amは『です』でしょ」
かなな「んー、実はamは『です』ではないんですよ」
生徒「えー?」
かなな「では、be動詞のおさらいをしておきましょう」
生徒「はぁい」
かなな「じゃあ、be動詞の意味、これは『イコール』なんです」
生徒「イコール?」
かなな「はい、じゃあ以下の文章を訳してみましょう」
You are a teacher.
He is in Nagoya.
I am playing baseball.
生徒「簡単だよ。こうなる」
I am a teacher.(私は先生です)
I am in Nagoya.(私は名古屋にいます)
I am playing baseball.(私は野球をしています)
かなな「はい、正解です。こんな風にも考えられますね」
I am a teacher.(私=先生)
I am in Nagoya.(私=名古屋にいる)
I am playing baseball.(私=野球をしている)
生徒「それはそうだけど、なんか数学みたい」
かなな「じゃあ、逆に『イコール』の発想から、しっくりくる日本語を探すとすると…」
生徒「あ、さっきの日本語訳になる」
かなな「さっきは、今やってる現在進行形(I am playing tennis.など)と混乱したんですね」
生徒「うん、だって『play』が入ってるよ」
かなな「この場合はいいんですよ。『play』は使っちゃダメだけど、『playing』はいいんです」
生徒「それがわかんない」
かなな「そういうもんです…では面白くないですよね。ただ、中1のみんなにはまだ説明できない言葉が出てくるんです」
生徒「?」
かなな「現在進行形のbe動詞は実は『助動詞』的な働きをする、というのが漠然とした答えになるんですよ」
生徒「『can』は助動詞ですよね?」
かなな「ええ、そうですね。この進行形を説明しようとするとそれだけで授業がいくつかできてしまうんです」
生徒「うへぇ」
かなな「だから、be動詞は『イコール』の働きをするということを理解してくれたら中学生の間はOKです」
かなな「中学の範囲ならほぼ『イコール』で説明がついてしまいます」
生徒「現在進行形も?」
かなな「はい、『~ing』が付くと、『今やってる感』がでますよね」
生徒「ランニングとかウォーキングとかね」
かなな「そうそう、『主語』イコール『ランニング』で意味が大体理解できるので、しっくりくる日本語を当てはめてくれたらOKです」
かなな「後、be動詞と一般動詞はいっしょに使っちゃダメってこともね」
生徒「はぁい」
~授業報告にて~
ふみみ「おつかれさまでした」
かなな「はい、進行形のbeについて話をしていました」
ふみみ「それは…中学生には厳しいでしょうね。高校生でも知らない子多いし」
たぬぬ「知らなくてもできちゃうってのが、また難しい問題ですね」
かなな「知りたい子には教えたいんですけどねぇ。記事にします?これ?」
たぬぬ「…とりあえず書きますよ。いずれ高校生向けくらいでちゃんとしたの作りましょう」
・be動詞は『イコール』の働きをする、で大体説明できる
・進行形のbe動詞は助動詞。語調をそろえる働きがある
コメント
イコールで考えるといろいろわかりやすかったです。少し英語の自信がつきました。
英語は数学の公式のような規則正しい文法が存在します。
そこに気が付けば飛躍的に伸びるはずです。
がんばってください。
質問があれば質問投書箱からお願いします。
巡回中です。英語の記事が特に面白いしためになります。
質問なんですが、willとbe going toにも違いはあるんですか?