リアス式海岸とフィヨルドの違い


中1地理で出てくる「リアス式海岸」(リアス海岸ともいう)と「フィヨルド」。
その違いは何でしょうか?
おそらく、多くの人は「フィヨルド」は氷河の影響でできる、と覚えているでしょう。

では、「リアス式海岸」は?
「氷河が関係しない方」とか「日本にある方」などと覚えているだけでもテストでは対応できてしまいます。
でもせっかくなので、両方の違いと、あと一つ面白い地形を覚えておきましょう。

沈水海岸

まず、「沈水海岸」というものについて考えます。
その名の通り、「水」に「沈」んだ「海岸」のこととなります。

陸地が沈み込む(沈降)するか、海水面の上昇によって作られます。
この「沈水海岸」の例として「リアス式海岸」や「フィヨルド」があるのです。

リアス式海岸とフィヨルドの違い

「リアス式海岸」も「フィヨルド」も沈水することで出来上がります。
何が違うかというと、水が入り込む場所がどのようにしてできたのかということです。

リアス式海岸

リアス式海岸は、元々あった山地に海水が侵入します。
山の形にもよりますが、おおむね、岬と入江が交互に来る海岸線となります。
かなり入り組んでいますので、外洋の波の影響が少なく、海面にいかだを浮かべるタイプの養殖業に適しています。
津波の際の被害が大きくなってしまうというデメリットもあります。
岩手宮城の三陸海岸、福井の若狭湾、スペイン北西部などが有名です。
スペイン?と思われたでしょう。
もともと「リアス」というのはスペイン語で「湾」という意味があります。
だから、むしろスペイン北西部が由来なのではないでしょうか。

フィヨルド

フィヨルドは、氷食谷という氷河が陸地を削った跡に海水が侵入します。
このため、寒帯に属する地域で多く見られる地形です。
奥に細長く湾が作られ、水深が深くなるという特徴もあります。
世界2位の大きさを持つノルウェーのソグネ・フィヨルドは長さ200km、最大水深1308mですが、その幅はわずか数kmと、とても細長い形をしています。

ノルウェーの西海岸、アラスカからカナダにかけての太平洋側に多く見られ、南半球でもチリ南部やニュージーランド南部に見られます。

リアス式海岸とフィヨルドの簡単な図

ものすごく簡単な図を描くと以下のようになります。

フィヨルドは奥まで細長いのがポイントです。

三角江(エスチュアリー)

「沈水海岸」にはもう一つ覚えたいものがあります。
それが、「三角江(エスチュアリー)」です。
三角江は川の河口部分が沈水することで形成されます。
ラッパのような形の河口になり、河口部分の水深が深く、平らな箇所も広いので貿易港として発達することが多いです。

代表的な場所は、「アマゾン川」「長江」「ライン川」「ラプラタ川」の河口です。大きな川の河口に見られる地形です。

さいごに

地理では似たような地形や、似たような言葉がたくさん出てきます。
一つ一つを丁寧に覚えていくのがいいのでしょうが、まずは「片方」だけでもしっかりと覚えてみてください。

かなな先生
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人物イラスト提供:アイキャッチャー様

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