母音の前の「the」は「ズィ」で本当にいいのか?

「ジ・エンドだ」なんてセリフがありましたね。英語を習う前から覚えてしまいがちな「ジ・エンド」。

英語で書くと「the end」となり……

生徒
『ジ』じゃなくて『ザ』じゃん!

なんてやり取りが毎年のようにあります。

使い分けはどのようにしたらいいのか、会話するときに注意することは何かを説明します。

単語の「文字」で判断してはいけない。「音」で判断する

「the」を「ズィ」と読むときはいつ?

これは一言で「次の単語の始まりが母音の『音』であるとき」と言えます。

ポイントは「母音の『文字』」ではないことです。

母音「a,i,u,e,o」の文字が使われているけど、母音の発音をしない単語はいくつかあります。特に「uni-」で始まる言葉。

例)
uniform→ユニフォーム(制服)
university→ユニバーシティ(大学)

これらの単語は、発音の最初が『母音以外の音』なので、前に「the」が付いた時の読み方は「ザ」となります。

しかし、同じ「u」から始まる他の単語を見てみると……

例)
umbrella→アンブレラ(傘)
umpire→アンパイヤー(審判)

これらの単語は、発音の最初が『母音の音』となりますので、前に「the」が付いた時の読み方は「ズィ」となります。

単語の『文字』を見るのではなく『音』に注目しなければいけません。

「the year」は「ザ・イヤー」と発音するのはなぜ?

生徒
じゃあさ、「the year」はどうなの?「ザ・イヤー」って先生も発音してるけど

けるる先生
それはね、「イヤー」の「イ」は実は母音の発音じゃないんだ

生徒
「ア・イ・ウ・エ・オ」が母音じゃないの?

けるる先生
英語の母音は10個以上あるんですよ。「ア」だけでも4,5個に分けることできます。「bat(野球のバット)」と「but(しかし)」の「ア」も別物です。

リンク:batの発音
リンク:butの発音

生徒
ほんとだ……じゃあ、「year」の「イ」はどうなのさ。

けるる先生
これも辞書の発音記号を見てください。始まりの音は「j」になっているはずです。

リンク:yearの発音

辞書で調べてみると「year」の始まりの音は「j」になっていす。

これは子音で始まるとされます。

この場合は「ザ」と読みます。似たような例だと「weather(天気)」です。

「ウェザー」と読みますが、これも辞書で調べると始まりの音は「w」となっているので子音で始まる音、つまり「the」を付けると「ザ・ウェザー」と読みます。

リンク:weatherの発音

逆の例を一つ。

「hour」は、文字として「h」で始まっていますが、発音は「アワー」となり母音で始まります。

この場合、「the」を付けると「ズィ・アワー」と読みます。中1でも出てくる単語であり、「an hour」と書いた覚えもあるでしょう。

同じ理屈で冠詞「an」を使うのです。

会話ではどうなっているのか

実際の会話で、ネイティブの人はどのように使い分けているか?

これはネイティブの方に聞いてみたところ、『特に意識していない』とのことでした。

ただ、プレゼンテーションやスピーチなど、仕事として公の場で話をする際には意識して「ザ」と「ズィ」を使っているそうです。

けるる先生
日本語もそうですよ。これなんて読みます→「洗濯機」

生徒
せんたっき

けるる先生
正解です……が、漢字テストだと『間違い』なことに気が付きましたか?

生徒
あー、『せんたくき』だね

けるる先生
「わからない」も「わかんない」、「あたたかい」も「あったかい」。プライベートと公の場で使い分けると思います。

まとめ

英語の発音は日本語に慣れたものとしては難しいものですが、結構曖昧なところもありますね。

正しい英語を学習するのも大切ですが、学校の英語だけでなく、ちょっと横道にそれた英語を知るのも上達への一歩となります。

これからも英語に興味を持ってもらえるよう面白い話があれば紹介したいと思います。

かなな先生
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人物イラスト提供:アイキャッチャー様

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