wantとwon’tの違いに気付く方法

まずは二つの例文を見てみましょう。

1.I want to go to school.(私は学校に行きたい)
2.I won’t go to school.(私は学校に行かない)

『want』『won’t』。発音がとてもよく似ているため、聞き分けづらいこの二つ。

しかも、全く逆の意味になってしまうこの二つ。

実はあることに気が付けば、すぐに判断が付きます。

ポイントは『聞き分けられる』ではなく、『判断が付く』です。

では、実際に考えていきましょう。

そもそもの発音の違いって?

『want』はカタカナで書くと『ウァント』っぽいくなります。

『won’t』はカタカナで書くと『ウォゥント』くらいでしょうか?

コンマ数秒のレベルで『won’t』のほうが長く発音する感じです。

日本語で言うと、日本語を勉強している外国人に『橋の端を走って』を聞き分けろと言われるのと同じレベルくらいだそうです。

どうやって判断をつけるのか?

たぬぬ
では、バイリンガルであるけるる先生に聞いてみましょう。

けるる先生
単語だけだと…まぁ、わかりにくいかなぁと思いますが、文を意識すると全く別物ですよ。

たぬぬ
どういうことでしょう?

けるる先生
極論すると、『I want go to school』なんて言っても、相手には『I won’t go to school』と伝わります。

たぬぬ
え~…

けるる先生
だって、そうでしょ。後ろに動詞の原形『go』が来てるんですから。

ここで、英文の基礎のおさらい。

助動詞の文を作るとき、肯定文では『主語+助動詞+動詞の原形+~』と習ったはずです。

ここで、例文を見てみると…

このように品詞を分類することができます。

英語では『文の中に動詞は一つ』というルールがあり、『動詞が二つ続くことはない』という明確な基準があるため、『動詞が二つ続く』ことに違和感を感じるのです。

そこで、「ああ、聞き間違いか」ということで、『want』と言ってしまったものを『won’t』だと解釈してしまうのです。

人間の脳っていうのはよくできたもので、慣れてしまうと『違和感』をこれまでの経験上しっくりくるように『変換』してしまうことがあります。

つまり、こういうことです。

明らかに『want』と言っているのに、動詞が二つ続いている?あぁ、『won’t』なんだなって。勝手に脳が判断してしまうのです。

これは視覚においても同じことが言えます。例えば…

『ありがとうございます、ありがとうございます。みなさまのおかげでここまでやってくることができました。ありがうとございます』

最後の『ありがとうございます』が『ありがうとございます』になっていたことに気が付いたでしょうか?

これが、無意識における変換になります。

リスニングテストでは

けるる先生
ドイツ語などゲルマン系を母国語としている人はまだ慣れているんですよ。でもね、日本語は全く別系統ですよね?

たぬぬ
たしかに。

けるる先生
日本で英語を学ぶときは『want』の発音はどうしても『ウォント』っぽくなってしまうんです。それがどうしても頭に残ってしまうんですよ。

たぬぬ
そうですね。私も英語を教えてて、発音重視の時は苦労します。

けるる先生
だから『理論で理解する』ことから始めたらいいんですよ。『want』『won’t』かで迷ったときは次に続く単語で判断する。

たぬぬ
英語理解で大事なことですね。『主語と動詞』をしっかり意識することは。

けるる先生
高校入試とかのリスニングテストだと『2回』繰り返されることが多いので迷ったときの基本ですよ。

高校入試において、リスニングテストは大体の都道府県で『2回』繰り返されます。英語検定もそうですね。

中2定期テストや英検4級では『won’t』が範囲に入ってますので、特に注意したいところです。

実際の会話で大事なこと

けるる先生
とりあえずしゃべってみることです。

たぬぬ
なるほど…

けるる先生
だって、発音が下手でも、単語だけでも、会話なんですから相手に何かを伝えないと。

けるる先生
そりゃビジネスの場とかだったら、ちゃんとした英語使いたいですよ。でもね、会話ってコミュニケーションじゃないですか。

たぬぬ
相手を理解しようって気持ちは大切ですね。

けるる先生
まぁ、中には『L』『R』の発音を間違えただけで、「お前絶対わかってるだろ」と思えるくらい、からかってくるヤカラもいますよ

※ しばらく、けるる先生の愚痴に付き合いました。ビジネスにおいて人種差別的な発言はないけど、態度には表れるようです。とりあえず、愚痴の内容の掲載は自粛します。

けるる先生
でもまぁ、実際では『want to~』『wanna(ワァナ)』と略すことが多いですね。

たぬぬ
余計に混乱しませんか?

けるる先生
まず、発音時間が違うので大丈夫ですし、入試とかのリスニングで『wanna』を使うことはまずありません。

日本でも外国人が『私、行く、ここ、Skytree』と言えば、「ああ、スカイツリーに行きたいんだな」と何となく予想できます。

会話はコミュニケーション。相手を思いやり、理解しようという気持ちを大切にしたいものです。

人物イラスト提供:アイキャッチャー様

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コメント

  1.   より:

    息子に教えてみたら、なるほどと言って感謝されました。ありがとうございます。

    • jhs-teachers より:

      中学英語の英文の作りは、ほぼ一定の法則で成り立っています。それが理解できると成績が伸びてくる傾向にあります。当塾でも英語の授業以外に『英文法』という全学年参加型の授業を取り入れています。パズルみたいで面白いと評判ですが、やはり一番は興味を持ってくれることですね。「なるほど」という言葉はとてもいい傾向だと思います。

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