まずは日本語で考えてみよう
四則計算(たし算・ひき算・かけ算・わり算)と呼ばれている基本的な計算は小学校でならいます。
日本語では簡単です。
『たし算』といわれた時の記号は『たす』、『かけ算』といわれた時の記号は『かける』とその計算の名前に記号が使われているからです。
・2+3=5(2たす3は5)
・5-3=2(5ひく3は2)
・2×3=6(2かける3は6)
・7÷3=2あまり1(7わる3は2あまり1)
たし算
たし算(加法)は英語で「addition」または「summation」と言います。
「summation」は「合計」という意味合いがあります。
エクセルの関数である「Sum」でも知られていますね。
では計算式はどのように読むのかを見ていきましょう。
日本語:2たす3は5
英語:Two plus three equals five.
たし算の記号「+」を「plus(プラス)」、「=」の記号を「equals(イコールス)」と表現しています。
計算を読み上げる順番は一緒。「プラス」や「イコール」という言葉も日本語の中でよく使いますので、抵抗なく覚えられますね。
「イコール」だけ複数形になっていることに注意すれば完璧でしょう。
ひき算
ひき算(減法)は英語で「subtraction」といいます。
計算式の読み方を見てみましょう。
日本語:5ひく3は2
英語:Five minus three equals two.
ひき算の記号「-」は「minus(マイナス)」です。これも、日本語のなかでよく使いますね。
かけ算
かけ算(乗法)は英語で「multiplication」といいます。
計算式の読み方を見てみましょう。
日本語:2かける3は6
英語:Two times three equals six.
かけ算の記号「×」は「times(タイムス)」です。
「time」には「回数」という意味があることから、かけ算に利用されています。
中2英語の比較級でも出てきますね。
わり算
わり算(除法)は英語で「division」といいます。
計算式の読み方を見てみましょう。
日本語:7わる3は2あまり1
英語:Seven divided by three equals two with a remainder of one.
わり算の記号「÷」は「divided by(ディバイディッド バイ)」となります。
「divide」には「分割する・割り算をする」という意味があります。
そして、「あまり」の表現は「with a remainder of ~(ウィズ ア リメインダー オブ 数字)」となります。
……長いですね。
「with」は「一緒に~」という意味があります。
「remainder」は「残り」という意味ですね。
答えの部分を直訳すると「2と残りが1」となります。
まとめ
たし算ひき算くらいなら「2ぷらす3……ん?」なんて言うだけで通じますが、かけ算わり算はそうはいきません。
計算の方法を英語で言えて何か役に立つかというと、はっきり言って日本で生活している限り役に立ちません(断言)。
ただ、知ることでそこから新しい単語を覚えたり、意味を感じ取ったりと広い意味で役に立つのです。
大事なのは興味を持つことなんです。
いろいろなことに興味を持ってください。
人物イラスト提供:アイキャッチャー様