中学生の社会には『公民』という範囲。選挙についても公民で学びます。
私の地域では、ちょうどこの記事を書いている7月あたりに選挙の範囲に入ります。
2019年参議院選挙と重なりましたので、せっかくだから選挙の醍醐味の一つ「零票確認」をしてきました。
零票確認とは
投票管理者は、選挙人が投票をする前に、投票所内にいる選挙人の面前で投票箱を開き、その中に何も入つていないことを示さなければならない。
投票所に一番乗りすることで『零票確認』というものができます。
これは、公正な投票が行われていることを有権者に確認してもらう意味があります。
投票箱はいったん閉じられると開票作業まで開けることができません。
あらかじめ何者かによって不正に票が入れられていないことを確認するために必要な作業です。
零票確認までの道のり
零票確認をするために、特別にしなければいけないことは『当日の早起き』だけです。
それ以外は普通の選挙と同じなんです。
立候補者・政党の政策確認
選挙の前には『選挙公報』というものが配られます。
ここに立候補者の政策などが記されています。
投票日までに選挙公報でどの立候補者に投票するかを考えておきます。
当日朝は早起きをする
『零票確認ガチ勢』などという言葉がtwitterでトレンド入りすることもあるように、零票確認をしたい人が増えています。
投票開始は7時なのですが、4時から並ぶツワモノもいます。
これらツワモノと戦い、一番乗りを目指します。
幸か不幸か私の住んでいる地域にツワモノはいませんでしたので、朝6時半で十分でした。
投票所到着
当日6時半。すでに係員の方が会場入りしていますが、まったりムードでした。
前日までに準備が済んでいるのでしょう。見習いたいものです。
待ち時間をどのように過ごすかが問題になりますが、今はスマホがあるので問題ないですね。
この日の天気は曇り。朝の涼しい風が気持ちよく、快適に待つことが出来ました。
これが、冬や雨だったら大変です。適切な準備をしておきましょう。
※あまりにも悪天候の場合は、係員さんにも心配をかけてしまいますので控えた方がよいでしょう。
なお、今回会場になったのは地域の自治会館。
実は前日に夏祭りの打ち合わせが予定されていたのですが、選挙の準備のため中止になっています。
前日から会場に入れないようにして、選挙の公正性を保つ役割があります。
投票開始
午前7時。係員の人が時報で時刻を確認。責任者の「投票開始です」の声の後、中に招き入れられました。
会場内はこのような感じ。零票確認は4,7の投票箱で行います。
入場した時に気が付いたのですが、投票箱はすでに開けられていました。
残念ながらこの投票所内での撮影は断られました。この辺りは管理する選挙管理委員会によって違うみたいですね。
投票証明書
最後にこれも地域によって差があるのですが、お願いすれば『投票証明書』をもらえます。
単なる記念ですが、これも地域や店によっては『選挙割』などと言って割引を受けられたり、追加サービスがあったりするようです。
私も記念として、また授業のネタとしていただいておきました。
大体は受付でもらえます。無造作に『一人一枚でお願いします』と配布しているところもあるようですね。
まとめ
実はこれまでにも何回か零票確認に行っていました。
その都度、授業のネタにしてます。
今回、数年前に教えた生徒から零票確認に行ったと報告を受けました。
授業でネタにしたときに興味を持ってくれたようです。
若者の投票率の低さが問題になっていますが、講師として若者に携わることができる以上、これからも啓発していけたらと思います。
人物イラスト提供:アイキャッチャー様
コメント
まだ選挙権は無いですが、面白そうなので選挙権取ってから最初の投票でチャレンジしてみたいと思います。ツイッターでもやってる人多いみたいですが、田舎だから大丈夫だと思います。