たぬぬです。塾講師です。
もう一度言います、塾講師です。
なぜか、台所の配管をばらして、掃除して組みなおす依頼が舞い込みました。
大学の先輩とはなぜこうも横暴なのでしょうか?
少なくとも一般人の感覚では「夜の11時」に「流しが詰まった、直して」なんて依頼しないでしょう…
事の発端
はい、大学の先輩というのは「ひろろ先生」だったんです。
いや、生徒の前では塾長の私を立てて敬語を使ってくれるんですよ?
二人の時や講師だけの時はこんなもんです。
そして、私もこっちのほうが気が楽なんですよ。
案の定、配管に油汚れがこびりついていたので、取り外して掃除して組みなおして解消しました。
ついでに、我が家の配管の掃除もしましたので、配管の作りのメモ書きとともに覚書として残しておきます。
みなさまも少しは参考になれば幸いです。
台所配管の概略
まずは我が家の配管を見てみると…
このようになっていました。
配管でたまにこういう曲がった管(U字管)を見ることがあります。
これは「トラップ」と言って、わざと水を溜めることで臭いや害虫の逆流を防いでいます。
ここは大き目のごみなどが溜まって詰まりやすくなります。
しかし、実はその先に問題が…
U字トラップから床下に伸びている管。
ここの管がなかなか掃除しづらく、油汚れなどで詰まってしまうのです。
ひろろ先生の家のつまりもここが原因でした。
分解
すべての配管は袋ねじで止まっています。
下にバケツと雑巾を置いて、こぼさないように取り外します。
さて、これが床下に伸びているのですが、どう取り外したものか…
そして、取り外せるのか……
とりあえず、近くにある「床下収納」を分解して、配管が伸びているほうを確認しました。
どうやら塩ビのパイプが立ち上げられており、そこに管が突っ込まれている仕組みのようです。
これなら、普通に引っこ抜いても大丈夫そうかな、とも思いましたが、パッキンがどこかに行ってしまう恐れがありました。
ということで、その間がどうなっているかを確認します。
まず、システムキッチンの前からアプローチ…できませんでした。
棚の奥に外せる箇所があったのでアプローチしてみると…
なんで板があるんだよ?
しかし、幸いなのか、5cmほど底上げをしていたので、その隙間からカメラを突っ込むことができました。
画面上が流しにつながる配管。
真ん中がパッキンで一番下が床下に続く塩ビパイプです。
少しばかり手が入るので、パッキンが転がって回収できない事態は避けれるとわかりました。
洗浄
安心して分解ができるとわかったので、分解して洗浄しました。
まさか、一番下のパイプがあんなにつまっているとは…
ミルフィーユのように油汚れなどが層をなし、その間を水が流れている感じでした。
どうりで流れが悪かったわけだ。
組み立て
無事洗浄も終わり、あとは組み立てです。
組み立てるときの最大の注意点は、塩ビパイプに確実に配管を通すことです。
しかし、意外と簡単ですよ。
通ってなかったら、配管が入っていかない(床にぶつかる)のが感触で分かります。
あとは、上の部分を水漏れしないように、パッキンを意識しながらしっかりと止めることです。
使用前に水漏れチェックも行います。
私はバケツ1杯分の水をゆっくり流してみました。
1時間ほど待っても、どこからも水漏れはありませんでしたので、これで完了です。
人物イラスト提供:アイキャッチャー様