銀閣寺の屋根のサワラとは

塾内でやっているお遊びクイズ

『私は今、どこにいるでしょう(3点)』
これは、私が旅行に出かけた時に塾生のグループLINEに投稿する問題です。
出題例としてはこんな感じです。

グループLINE

たぬぬ
私は今、どこにいるでしょう。

たぬぬ

生徒
わかるかぁ!

生徒
先生のことだ、絶対ヒントが隠されている

生徒
二階建てだね。

生徒
窓少ねぇwww

たぬぬ
窓に注目したのはいいねぇ

生徒
これって建物の一部?

たぬぬ
右は隠れてますが、木がなかったら全部写ってたでしょうね。

生徒
ちっちぇえwwwざっこwww

以下、個別LINE

生徒
京都の銀閣寺

たぬぬ
正解。2点。

生徒
えー

たぬぬ
銀閣寺は通称。慈照寺銀閣です。

————-
生徒
日光東照宮

たぬぬ
論外。0点!

生徒
どこ?

たぬぬ
京都です。慈照寺銀閣。銀閣寺って通称のほうが有名かな

————
生徒
慈照寺

たぬぬ
オッケー、3点

生徒
やったぁ

————
生徒
銀閣寺の裏側

たぬぬ
正解。銀閣寺は通称で2点としたいところですが、裏側を当てたので3点にしましょう。

生徒
鹿苑寺?

たぬぬ
それは『金閣』のほうですね。『慈照寺』です。両方漢字で書けるようにしとこうね。

生徒
はぁい

結構楽しいんですよ。

銀閣の屋根にサワラ?

『銀閣にはサワラが住んでいる』という噂を聞いたことはないでしょうか?
本当なのか?サワラと言ってまず思い浮かぶのが『鰆』
京都だと『鰆の西京焼き』も有名ですね。
銀閣の屋根にも『サワラ』があるということなんですが…

『鳳凰』ですよね、どう見ても…サワラを咥えている様子も無いし、土台にもいない…

銀閣のサワラは「鰆」ではない?

種明かしをすると、銀閣の『サワラ』『鰆』ではなく、植物の『サワラ』なんです。
ヒノキの仲間なんですが、木材としては柔らかい性質があるため、柱などには利用されません。
ただ、湿気に強いという性質を持つので『屋根』などに使われることがあります。

サワラの木の活用方法

湿気に強いという性質から、屋根に使われることがあるということがわかりました。
では、どのように使用されているのか?

このように、小さい板にして屋根に敷き詰めています。
この作りを『柿葺(こけらぶき)』と言います。
板の厚さは2~3mmのものを指しますね。

生徒
カキ?サワラの木じゃないの?

たぬぬ
実はこの『柿』という字は『カキ』ではないんです。

たぬぬ
ほら、『市』の字のところが、『コケラ』は一直線でしょ?

生徒
心底、どうでもいい知識だ…

たぬぬ
パソコンの環境に依存する文字なので、記事内の字は『カキ』で代用しています。

話を戻すと、この小さな板、一つ一つが『サワラの木』で作られた板なんです。
つまり、銀閣にある『サワラ』とは、『サワラの木で作った屋根』ということになります。

生徒
そういえば、サワラが『いる』とは一言も言ってないな…

まとめ

この『柿葺(こけらぶき)』。古くは古墳時代から使われており、平安時代初期には定着したものと思われます。
板の間に隙間ができるため、通気性も確保できるため耐用年数は40年とも言われています。
昔から残ってきたこの技術。後世にも、ぜひ残ってほしいものですが、徐々に職人さんが減り現在ではほとんどいないようです。

人物イラスト提供:アイキャッチャー様

スポンサーリンク




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク




%d人のブロガーが「いいね」をつけました。