タンスの角に足の小指をぶつけたら骨折した話

人生初の「骨折」してしまいました。
生徒も講師も最初こそ心配してくれていたのですが、場所が「足の小指」原因が「タンスの角に小指をぶつけた」ことで一気にネタとなってしまいました。

病院に行ってわかったのですが「足の小指をタンスの角にぶつけて骨折」することは結構あるようです。

はじめに

もう、これは最初に言っておきます。

「おかしいと感じたらすぐに病院」です。

私の場合、痛みが引かなかったので病院に言ったら骨折と診断されました。
正直な感想は「まさか骨折とは……」です。
確かに痛いんだけど……歩きにくいんだけど……腫れてるからかなぁ……

いえ、「骨折」です。
小指をぶつけた「だけ」で、何時間も痛みが引かないのはおかしい。
突き指の可能性もあるので、やはり「おかしいと感じたらすぐに病院」です。

まだまだ油断していた時期

『小指衝突』

塾講師の朝は遅い。
その日も目覚めたのは朝の10時でした。
前夜、授業のネタ作りのため遅くまで起きていたとはいえ寝過ぎました。
まだ覚醒しきっていない頭のまま「ふらふら」と歩いていると足に衝撃が。
一気に目が覚めました。

たぬぬ
おごご……おごごごご……

などとうめき声を上げてうずくまり痛みにひとしきり耐えた後、日常通りの生活を始めました。

この時点で「骨折」を疑えるはずもありませんでした。

ちょっとおかしいなと感じ始めた時期

『小指衝突から3時間』

小指が痛い!
それ以外、何も変わらず塾に向かい事務処理などを済ませていたのですが、ようやく違和感が出てきました。

たぬぬ
まだ痛い……あ、腫れてるかぁ。突き指かな?

ということで、以前紹介したRICE処置法を行いました。

『RICE処置法』

生徒A「せんせー、今日部活で突き指したから書くの遅くなります」 たぬぬ「あらら、わかりました。病院には行った?」 生徒A「軽い突...

Rest:安静にする→事務仕事なんで「安静」でしょう。
Ice:冷却する→保冷剤で冷やしました。
Compression:固定する→保冷剤を養生テープで巻きつけることで代用。
Elevation:心臓より高い位置に手を挙げる→やってません。

その日は少し汗ばむ陽気。
保冷剤が気持ちよく、痛みもなんだか引いているような気がしました。

おそらく、ここが当日病院に行けるラストチャンスでした。
足の小指を何かにぶつけた時、確かにその瞬間はとてつもなく痛いですが、少なくとも3時間も痛みが続いた経験はなかったので、おかしいと感づくべきでした。

調子に乗っていた時期

『小指衝突から8時間』

夕方からは授業が始まります。

たぬぬ
やー、タンスに足の小指をぶつけちゃって(笑)
生徒
(笑)
生徒
ドジ~(笑)

ひょこひょこ歩くくらいで、授業は特に問題もなく終了しました。
机間巡視がちょっと大変だったくらいかな?

ちょっとおかしいと感じ始めた時期

『小指衝突から14時間』
塾講師の夜は遅い。今日の帰宅は深夜0時。
未だ引かない痛みに、もう一度冷やそうと思いみてみると内出血してる!?
いつもと違う症状に驚きつつも……

たぬぬ
今日は遅いし、明日痛かったら病院に行こう

危機感というものが欠如していたのかもしれません。

病院に行く決意をした時期

『小指衝突から22時間』

8時起床。小指の痛みは治まってない。
いや、正確に言うと、安静にしていればそこまで痛くはない。
ただ、動くと痛みが感じられる。
曲げると痛いし、腫れも治まっていない。

これはもう「おかしい」ということで近所の整形外科に向かいました。

骨折が判明

『小指衝突から24時間』

病院には朝早くから並んでいたのですが、診察されたのは10時。
奇しくもぶつけてからちょうど24時間後。
お医者さんに経緯を説明し、1分もたたないうちに「はい、レントゲン」。

症例が多いのか判断が早い。
そして結果は……

医者「見事に折れてますね」

……なにが「見事」じゃ……
しかし、説明を聞いたら、「ああ、見事だな」と納得しました。

診察結果は「右第5趾末節骨骨折」。
「第5趾」は小指のこと、「末節骨」は指の先っぽの骨という意味です。

骨折の内容と治療

※以下、私(たぬぬ)が医者に聞いた内容なので、症例によって差があることをご了承ください。また、私の専攻は数学と生物(研究内容:生物モデルにおける非線形解析)で医学ではないことを明記しておきます。

足の小指の骨は先っぽから「末節骨」「中節骨」「基節骨」となっており、ちょうど手の骨と同じ作りをしています。
ところで、手の小指は「3カ所」で曲がりますよね?
足の小指はどうでしょう?多くの人は「2カ所」しか曲がらないのではないでしょうか?

これは、生まれつき日本人の80%は「末節骨」と「中節骨」がくっついている(先天的癒合)からなのです。

元々は離れていた骨が「くっついていた」場所に衝撃が加わり、離れたことで「骨折」と診断されます。
骨折箇所のレントゲンを確認してみたのですが、たしかに「関節」っぽかったですね。
道理で、「右足」のレントゲンも一緒に取ったわけだ。
先天的癒合かどうかを確かめるためだったんでしょう。

先生曰く、ここは本当に折れやすいとのことで、慣れない靴を我慢して履き続けただけで折れた人もいるそうです。

それにしても、治療はごく簡単。
骨がずれないようにプレート(添木)で固定して自然治癒。
1週間ごとのレントゲンで経過確認だそうです。

治療中のこと

治療中ですが、「靴が履けない」「歩きにくい」以外は特に普通の生活と変わってません。
お風呂の時も、プレートと包帯を外していいとのことで、結構ゆるい雰囲気。
逆に「治療している」という意識が低くなってしまうことが問題だったかもです。

靴が履けない

これは単純にプレートと包帯のせいです。
幅広で大きめの靴なら履けるのですが、それでも指が圧迫されて痛いのです。
ではどうしていたか?それは「サンダル」を履いていました。

今流行りの「クロックス」のように、かかと部分があるサンダルは避けた方がいいです。
包帯をすることで足幅が広がり奥まで履けません。
すると、かかとの部分を踏むことになりますが、これが続くと地味に痛いです。

また、しっかり履いていないので、脱げやすくなるというデメリットもあります。

対して、私が履いているのはコレ。

浅く履いたとしても、かかとが痛くなりません。
自分の足のサイズから1,2サイズ大きいものを選ぶといいでしょう。
奥までしっかりと履けて、脱げにくくなります。


※普段は薄手の靴下を包帯の上から履いています。

ホームセンターなどに行って試し履きすることをおススメします。
デザインは二の次、履きやすさこそ大事です!

歩きにくい

私の場合、添木ではなくプレート。
それも足の裏に包帯で固定するタイプでした。
すると常に「プレートを踏む」ことになります。

これが、うまく装着できてないと、プレートの角が足の裏に当たって痛いのです。
小指の痛みよりも、むしろプレートの痛み対策に頭を悩ませましたね。

解決方法としては、プレートの端を別の包帯で保護。
単純な方法でしたが、なかなか効果的でした。
これは、次の「プレートが臭い」問題も解決してくれます。

プレートが臭い

初診から1週間後。
経過は順調のようでした……が、プレートは交換してくれませんでした。
ここで次の問題が発生。

プレートが臭い!

実際のプレートがコチラ。

最初は長方形だったのですが、使っているうちに足の形に変形してくれます。
臭いもそうですが、汚れも気になります。
考えてみれば、足の裏にずっと装着しているわけですからね。

解決法としては2つ。
1つ目は超基本、ファブリーズなどの消臭剤。
2つ目は、上にも書いた「包帯を巻く」こと。
プレートの性能が落ちない程度に包帯を巻き、毎日取り換える。

これで、プレートの臭いはさほど気にならなくなりました。
包帯は毎日洗えばいいんですからね。

治療している意識が低くなる

1週間も経つと、変に力が加わらない限り、痛みというものが無いんですよ。
そうなってくると「大丈夫なんじゃないかな」という悪魔のささやきが頭をよぎります。

そんな考えは振り払って頑張ってプレートと包帯を付けるようにしていました。
先ほども書いた通り、プレートをつけると「歩きにくい」「プレートが痛い」のです。
この感覚が普段と違い、逆に治療しているんだという意識を持つことができました。

さいごに

足の小指の骨折はクセになるそうです。
気を付けて生活するのはもちろん、違和感を感じたら病院に行くという基本を思い出させてくれる事件でした。
体が資本の仕事なので、もうちょっと自分を大事にしたいと思います。

かなな先生
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人物イラスト提供:アイキャッチャー様

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