三平方の定理の授業で~
たぬぬ「みんな、水平線までどのくらいの距離があるかわかる?」
生徒「かなり遠いと思うよ」
たぬぬ「具体的には?」
生徒「うーん、100kmくらい?」
たぬぬ「もっと短いよ。答えは『4~5km』」
生徒「えー」
たぬぬ「これは三平方の定理で出せるんだ」
たぬぬ「地球の半径を6000km、身長を1.7mとしようか」
たぬぬ「縮尺がおかしいけど、図にするとこんな感じ」
たぬぬ「赤い点が水平線の位置になる。目線は『円外からの接線』と考えることができるね」
生徒「あ、赤い点のところと中心結んだら『直角』だ!」
たぬぬ「はい、その通り。下の図のように『直角三角形』を作ることができます」
たぬぬ「さて、ここで分かっている距離を入れてみましょう」
生徒「辺OBは6000kmだよね」
たぬぬ「辺OAは6000.0017kmになります」
生徒「…これ、計算ややこしくない?」
たぬぬ「はい、だから計算機でやりましょう。こうなりました」
生徒「うーん、意外に距離ないんだね。でも対馬から韓国見えるって言ってなかった?」
たぬぬ「あれは韓国側の建物や山に高さがあるからなんですよ」
たぬぬ「この図の縮尺が極端なので違和感があるかと思いますが、相手の高さも考慮するとこんな感じです」
生徒「そっかぁ、『高さ』を考えてなかった」
たぬぬ「高いところからだと、もっと遠くまで見えますよ」
生徒「そっか、山の上からだと遠くまで見えるもんね」
たぬぬ「そうですね。富士山の山頂からなら…(たぬぬ計算中)…200kmくらい先まで見える計算になります」
生徒「へぇぇ」
たぬぬ「距離とか計算するときには、三平方の定理が役に立つこと多いのでやり方を覚えとこうね」
生徒「はぁい」
たぬぬ注)今回の計算は理論上の話です。地球はそもそも完全な球体ではないですし、半径ももうちょっと大きいです。立式までの仕組みを理解していただけると幸いです
・海岸線から見える水平線まで約4~5kmくらい
・4~5km以上離れていると『高さ』のあるものしか見えない」
コメント
頑張れば泳げる距離ですね。
頑張れば泳げる距離ですね
頑張れば泳げるかもしれませんが、頑張りたくはありませんねw