“little”と”a little”
1.I have little water.(私はほとんど水を持っていない)
2.I have a little water.(私は少し水を持っている)
“a”が付くだけで意味が変わってしまう”little”。
意味が変わることを覚えていても、どっちがどっちだったか忘れてしまいがちですよね。
ここで、冠詞”a”に注目してみましょう。
冠詞の”a”が付くと、『物の形が見える』と以前の記事で説明しました。
このイメージで考えると、”a little”は物の形が見える、”little”は物の形が見えないとなります。
つまり、『物の形が見える』→『ある』となり、『物の形が見えない』→『ない』と連想することができます。
よって、”a little”ならば「少しは『ある』」、”little”ならば、「ほとんど『ない』」となるのです。
ちなみに辞書には、「冠詞を付けたら肯定的、無冠詞の場合は否定的」などと書かれています。
“little”と”a little”の使い分け方
“little”と”a little”ですが、大前提として『数えられない名詞』に使います。
※『数えられる名詞』には”few”,”a few”を使います。
水を例にすると、砂漠を横断する人にとって「1リットルの水」は『ほとんどない』になるでしょう。
普通の生活をしていると「1リットルの水」は『結構ある』になるのではないでしょうか?
“little”の発音は難しい?
“little”の発音は苦手とする生徒が多いです。
しかし、この方法を教えると、ある程度近づけることができるのです。
コツとしては最初の「リ」の音は、日本語の「リ」を強めに言う感じにします。
後ろの「とぅ」は、サラッという感じになります。
気合を入れて「とぅ」と言うと、いわゆる『破裂音』になってしまい、これはイギリスで使われている発音です。
学校で習う英語はアメリカ英語なのですが、アメリカ英語での”little”の「とぅ」は破裂音ではないのです。
発音を文章だけで伝えるのは難しいので、やはり『音』を聞くべきです。
インターネット・スマホでも音声が聞ける辞書があるので、聞きながら練習するのがよいでしょう。
Weblio英和辞典・和英辞典より”little”の項目
https://ejje.weblio.jp/content/little
まとめ
多くの人がつまづきがちになる”little”、そして冠詞(”a”や”the”)の合わせ技です。
こういう所は一度自分で深くまで調べてみるといいでしょう。
その後、「ここまで調べたんだけど……」と、学校や塾の先生に聞く、つまり答え合わせを忘れないようにしてください。
得意分野が一つでもできると、その後の学習にも意欲が湧いてくるでしょう。
人物イラスト提供:アイキャッチャー様
コメント
littleの発音の仕方が斬新すぎて笑いました。
実際にやってみてそれっぽくなってさらに笑いました。