日本の人口が世界11位になったそうです

日本は国土面積のわりに人口が多い国です。
そもそも人口が1億人を超える国は日本を含めて14カ国しかありません。
そんな中、日本は長らく世界10位の人口を有していました。

しかし、2021年の世界人口ランキング(WHO、UNFPA発表)ではメキシコに抜かれて11位となっていました。

なお、令和2年に行われた国勢調査の速報値(総務省発表)では、日本の総人口は1億2622万6568人となっております。

これまで地理の時間に「日本の人口は世界で10位、覚えやすい数字だろ!」と言っていたので出来なくなるので、地理を担当する講師としてはちょっと残念にも思います。

世界人口ランキング

WHOが発表した2021年版の世界保健統計(World Health Statistics)によると、世界の人口ランキングは以下の通りとなっております。

リンク:World Health Statistics

※PDF98ページから該当部分になります。

国名 人口(千人)
1 中国 1441 860
2 インド 1366 417
3 アメリカ合衆国 329 064
4 インドネシア 270 625
5 パキスタン 216 565
6 ブラジル 211 049
7 ナイジェリア 200 963
8 バングラデシュ 163 046
9 ロシア 145 872
10 メキシコ 127 575
11 日本 126 860
12 エチオピア 112 078
13 フィリピン 108 116
14 エジプト 100 388
15 ベトナム 96 462

2020年度版レポート(リンク先PDF54ページ)では、日本は127202千人で10位、メキシコは126191千人で11位になっています。

授業・学習への影響

教科書ではまだ日本の人口は11位のままですし、2022年に行われる高校入試の資料でも10位のものが基本的に使われると思います。
最新統計資料を参考にする問題では11位のものが出されるかもしれませんね。
必ず「何年の資料」かを確認するようにしてください。

また、気を付けたいのは「ブラジル」。
数年前までは「面積も人口も世界第5位」ということで覚えやすかったのですが、ブラジルもまた「パキスタン」に人口を抜かれて世界6位になっています。
古いテキストなどには「5位」の前提で作られている問題が残っています。
社会のテキストや参考書は出来る限り最新のものを用意してください。

なお、これは令和3年の教科書改訂でも反映されているはずなので注目してみましょう。

さいごに

人口問題は入試問題にもよく出されます。
中国・インドの人口増加、アフリカ地域の人口爆発など総量に注目するものもあれば、人口ピラミッドを絡めて少子高齢化に注目するものまで多岐にわたります。
せっかくの機会ですので、地理の授業を受ける際、「人口」に注目してみてはいかがでしょうか。
都道府県・市町村レベルの人口統計もありますので、面白い発見があるかもしれませんよ。

かなな先生
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人物イラスト提供:アイキャッチャー様

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